日本のエネルギー資源長期安定的確保のため
更なる外交努力を

 石油や天然ガス等のエネルギー資源のほぼ全量を輸入に依存している日本にとって将来にわたる安定的エネルギー供給源の確保は不可欠です。従って、日本は豊富なエネルギー資源が埋蔵されている地域において自主開発を行っております。
 しかし、埋蔵量の多い中東など地政学的に不安定な地域が多く、ロシア等にみられるように「資源ナショナリズム」が世界的に高まり、今後益々需給の逼迫が予想される中、安定的なエネルギー資源の確保が益々難しくなってきています。そういう状況を象徴するかのようなニュースが頻繁に報じられております。例えば、イランのアザデガン油田開発では、同国の核開発疑惑に対する国際社会の対応に配慮し、日本は権益を75%から10%に減少せざるを得ない状況になりました。結果として日本に年間で輸入が予定されていた原油の総量15.4億バレル(日本の総輸入量の6%相当)が2億バレル程度にまで落ち込む計算になります。あるいは、サハリン2プロジェクトにおいては資源国であるロシア政府より油田開発工事の許認可自体が取り消されております。水面下で開発を進める努力は継続しているものの、現状天然ガス420万トン(同7%)、が日本へ輸出されない状況になっております。
 このように不安要素の多い今後のエネルギー政策につき甘利経済産業大臣と経済産業委員会の場で議論をいたしましたが、依然として多くの問題を残していると言えます。
 民主党としてエネルギー政策を確立するとともに政府に対し更なる外交努力を求めていく所存です。

(11月下旬記)
【図表1】
国連安全保障理事会が採択した対北朝鮮制裁決議骨子(10月14日採択)
●核実験実施声明は国際の平和と安全に対する明白な脅威
●国連憲章第7章のもとで行動し、7章41条に基づく非軍事的措置を取る
●北朝鮮に核・ミサイルの放棄を義務付ける
●北朝鮮に対する大型兵器、核・ミサイル関連物資、ぜいたく品の移転を阻止
●北朝鮮に出入りする貨物の検査を加盟国に要請
●北朝鮮の核・ミサイル関連の海外資産を凍結
●6ヶ国協議と核拡散防止条約(NPT)への復帰を要求

【図表2】
日本の対北朝鮮措置(10月13日閣議決定)
●すべての北朝鮮籍船の入港を禁止する
●北朝鮮からのすべての品目の輸入を禁止する
●北朝鮮籍を有する者の入国は、特別な事情が無い限り認めない。ただし、在日北朝鮮当局職員以外の者の再入国はこの限りではない
●今後の北朝鮮の対応・国際社会の動向などを考慮しつつ、更なる対応について検討する