小泉内閣の真価を問う臨時国会に向けて

 今月下旬から秋の臨時国会が開会される見通しです。小泉内閣が打ち出した「骨太の方針」の具体策に加え、景気悪化や株安への対応、構造改革に伴う企業倒産や失業増の「痛み」への対処など、重要課題が山積しています。いよいよ人気先行の小泉内閣の真価を問う国会になります。

<景気回復と構造改革の両立を舵取りできるか>
 8月の月例経済報告は、景気の現状を「さらに悪化している」とし、基調判断を2ヵ月ぶりに下方修正しました。景気の下支え要因となっていた円安基調も円高に転じ、輸出関連業種を中心に業績悪化が懸念され、また、株価もバブル崩壊以降最安値を更新するなど、景気の状況はより深刻さを増しており、今後一段と悪化する可能性も否定できません。

<前例を打ち破る予算案編成はできるのか>
 8月10日に平成14年度予算の概算要求基準が閣議了解され、いよいよ予算案編成作業が始まりました。今後、年末の予算案決定に向けて細部の調整が進められます。小泉首相も自ら「前例を打ち破る中で様々な困難に直面 すると思う」と述べているとおり、年末に向けて紆余曲折が予想されます。歳出を今年度より3兆円程度減らすために従来分野で5兆円削減し、重点7分野に2兆円振り分けるとしています。予算削減に対する与党議員や関係省庁、業界・団体等の抵抗勢力の動きを厳しく監視していくとともに、増額要求が特別 扱いされる重点7分野に名を借りた便乗予算にも目を光らせていきます。

(8月中旬記)


重点7分野
環境問題対応
少子化、高齢化対応
地方の個性ある活性化
都市の再生
科学技術の振興
人材育成、教育
世界最先端のIT国家の実現


<民主党参議院の幹事長に就任>
 この度、民主党参議院の幹事長を仰せつかりました。小泉政権や連立与党と対峙し、良識の府である参議院の中で、民主党が独自性を発揮できるようにするとともに、政権を担える政党への飛躍に向けて、全力を傾注してまいります。